ガクナリガタ・シン


ここ数日読んでいた小泉文夫さんの『子どもの遊びとうた』、おもしろかったなあ。あらためて家にある小泉さんの他の本もいくつか読みかえしていたら、『民族音楽』の中にある「アラブ諸国の音楽」の項に最近気になっていた楽器ズルナのことが少しだが書いてあった。キングレコードから出ている「オスマンの響き〜トルコの軍楽」でもその音が聴ける。





以前パリのポンピドゥーセンター前で演奏していたミュージシャン。
左がおそらくズルナ(もしくはその仲間、アルボカとか?わかる人いたら情報乞う)で、右がレクとフレームドラム

※(加筆)これたぶんアルボカだな。バスクの。
       アルボカ→http://www.youtube.com/watch?v=jJt9MHt0TJo






皆川達夫氏監修『楽器』より 真ん中の人が吹いているのがズルナ(ツルナ)
(余談だがこの本は数年前住んでいた千駄木の図書館で捨てられていたのをもらった。表紙が無い。)




最近ダルブッカやレクを演奏するミュージシャンと出会ったこともあり、アラブ音楽への興味がふつふつと高まっていたところへ以前聴いた音が再び聞こえだし、いろいろ調べたところおそらくそれがズルナの音だということがわかったわけだ。これまで世界の気鳴楽器、というか世界のリード楽器にはあまり関心を持っていなかったので、このズルナを知ったせいでかなり気になる存在になってきている。ズルナは2枚リードがあり(ダブルリード)、ショーム族と分類されるそうです。
まあそんなズルナを思いっきり吹いてみたいのはやまやまですが、一応私は自分をギタリストだと思っているので、今はその時期じゃないだろうと自分を納得させています。本当は経済的理由と単に肩身が狭いという理由が大きいのでは、という説もあります。



続く