ラッパ雑記

コルネットを始めてからとにかくその音が聴きたくサッチモやビックスのレコードがタンテに乗ることが多くなった。ドン・チェリーは何故だか顔まで好きになってくるという始末だ。映画『五つの銅貨』は先日初めて観たがよかったな。中野の都こんぶ食べながらいちいちにやけてしまう。カサヴェテスの『アメリカの影』は昔観たきりで2度目だったが、ラッパの印象がぼんやりあってどんなだったかなと思って観たがほぼ吹いてなかった。ミンガスのコントラバスと登場人物たちの表情が好きだったのを思いだしたし、やはり今も好きだ。『迷子の警察音楽隊』もラッパ吹きの色男はともかく、何故か妙に物語に自己投影してしまうことが不思議だった。なんとなくこんなようなことって多いような気がするわい。そう云えばブッチモリスのコルネットって聴いたことないな。デヴィッドマレイとかとやってるらしいが。ボリスヴィアンのはあれはあれで良いように思う。下手クソにも程がある自分が何にも偉そうなこと言えないが。夏至も過ぎ日射しがますます強くなってくるこんな時期には、外を歩いているとつい、まぼろしの紫外線、などという駄洒落ともいえないようなフレーズが頭をよぎり虚しさがこみ上げる。こんなことを言いたいのではなかったが仕方がない。グリーンピースご飯を拵えよう。